どうしたの? へんてこライオン|ライオンがたこ焼きに!?長新太さんのへんてこシリーズ

どうしたの?へんてこライオン 絵本
絵本

ナンセンスの神様・長新太さんによる小学館刊行の人気シリーズ・へんてこライオン。この傑作シリーズの第7作が「どうしたの? へんてこライオン」です。とにかくへんてこライオンがへんてこなことをします。へんてこライオンには慣れっこ(?)なはずのしんくんとゆうちゃんだけど、もうびっくり仰天!とにかくへんてこ、子どもと一緒に大笑いできる素敵な絵本です。読み聞かせは、3歳くらいからオススメです。

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作者は長新太(ちょうしんた)さん

長新太さん
絵本ナビから転載

“ナンセンスの神様”こと、長新太(ちょうしんた)さんがへんてこライオンシリーズの作者です。“ナンセンスの”という枕詞をつけるまでもなく、絵本の神様です。
惜しまれながら2005年にご逝去されていますが、膨大な量の作品が、いまでも多くの親子を楽しませています。

まったく色褪せない至極の“へんてこ”ストーリーと、オリジナリティー爆発のユニークなイラストは、日本が世界に誇る絵本遺産です。

長新太さんのプロフィールの詳細は、こちらの記事で紹介していますよ。

へんてこライオンシリーズについて

1995年に第1作と第2作が小学館から発された、人気シリーズ「へんてこライオン」。これまで、全部で8作品が出版されています。

最新作は2006年発行なので、10年ほど続いたシリーズということなりますね。

ストーリーはとにかく、へんてこライオンが登場し、へんてこライオンが起きるという、ただそれだけ。でも、そのただそれだけのお話がこんなに楽しいなんて、作者の天才を感じざるを得ません。
あぁおかしい。

へんてこライオンって、顔がなんだか高田純二さんに似てますね。笑

2012年には、「Shin and the Magic Lion」というタイトルで英訳版も出版されています。(へんてこ=Magic)なんですね。
Magicで、“へんてこ”という日本語がかもしだす、なんともおかしくてふざけた雰囲気が伝わるのでしょうか?

「どうしたの? へんてこライオン」あらすじ紹介

しんくんとゆうちゃんがテクテクポコポコ歩いていると、いつものへんてこライオンに出あいます。

どうしたの?へんてこライオン

「どうしたの?」とたずねると、へんてこライオンはいろいろなへんてこなものに変身します。と言いつつ、最初に変身するのはなんとお父さん!お父さんってへんてこライオンだったの!?なんて展開にはならず、へんてこライオンはどんどん変なものに変身していきます。

どうしたの?へんてこライオン

クラゲも結構おどろいた(かわいい)けれど、一番びっくりしたのは、たこやき!

どうしたの?へんてこライオン

ゆうちゃんはたこやきが大好きなので、「ワーイ!」と喜びますが、「あついから たべては だめよー。」とへんてこライオン。

ゆうちゃん、かわいそう。笑

絵本の最後にはこの一言。

どうしたの?へんてこライオン

へんてこな
ライオンの
おはなしです。

書誌データ

発行元 小学館 ※公式サイト
発行日 2006年2月27日
価 格 1450円(税別)

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