子どもにとっての“4度目の食事”ともいえるおやつ。市販のお菓子や甘いおやつではなく、できればもっと体によい、手をかけたものを食べさせてあげたい。そんな高尚だけど切る親の願いをできるだけ負担なく叶えるためのバイブルです。発行元は安心の暮らしの手帖社。アレルギーにも対応。オススメです。
子どもにとって、おやつは食事
大人にとっては“間食”だけど、子どもにとっては“4度目の食事”とも言えるのがおやつ。
食べることと寝ること、そして遊ぶことが子どもの仕事なので、おやつだってしっかり食べてもらわなくちゃ困ります。でも何をあげるかがちょっと問題。
保育園や幼稚園では、栄養やバランスなどがそれなりに考えられたものが与えられていると思うけど、自宅ではどうするのが正解なのか。
なんとなくの理想イメージは、安全な食材を使って、親が手作りした、できたてのおやつをあげること。さらにお手伝いなんかしてもらいながら、一緒に作れたら最高。こんなところでしょうか。
でもこれって、ずっと続けるにはハードル高すぎる…
そんなモヤモヤをかかえる心ある親たちへのちょっとしたお助け本が「真・子どもに食べさせたいおやつ」。2015年に暮しの手帖社から「暮しの手帖別冊」として発行されています。
かわいい表紙のイラストは、100% ORANGEさんです♪
4人の料理家による、よいおやつ、おいしいおやつ、たのしいおやつ
レシピを提供しているのは、下で紹介する4人。いずれも子育てをされている(されていた)人気の料理家さんたちですね。説得力があります。
飛田和緒さん ★関連図書の一覧★
料理家。東京都生まれ。夫、娘の3人家族。神奈川県在住。高校3年間を長野で過ごし、両親は今も長野在住。手軽に作れるふだんのおかず、作りおきのおかず、保存食など、いつもの生活を豊かにするレシピが人気。雑誌やテレビなどで活躍中。
Amazonから転載
内田真美さん ★関連図書の一覧★
料理研究家。長崎県生まれ。幼少のころから食に興味を持ち、料理家の道へ。美しくおいしいレシピが評判を呼ぶ。また台湾やお茶文化にも造詣が深く、台湾のガイドブックも執筆。私生活では小学生の娘の母でもある。
Amazonから転載
瀬戸口しおりさん ★関連図書の一覧★
宮城県生まれ。セツ・モードセミナー在学中に吉祥寺にあった「諸国空想料理店Kuu Kuu」に入り、高山なおみさんと出会い料理の道へ。『野菜畑のレシピ』(アノニマ・スタジオ刊)のアノニマ料理部の一人。夫、息子の3人家族。素敵なおばあさんを目指して日々修行中。
Amazonから転載
渡部まなみさん ★関連図書の一覧★
1980年生まれ。高校在学中に料理学校の夜間コースに通い、レストラン、ベーカリー、カフェなどの仕事を経て、2006年10月より東京・吉祥寺でチーズケーキの路面販売を開始、翌年6月に菓子店をオープン。2012年、東京・杉並にアトリエを移転、子育てのかたわら、通販やイベント販売を中心に、お菓子作りを続けている
Amazonから転載
紹介されているのはぜんぶで89のレシピ。
これらが、「毎日のかんたんシンプルおやつ」「ごはんにもなる甘くないおやつ」「ひと手間かける特別な日のおやつ」「作りおきできる小さなおやつ」の4つの章にわけて紹介されています。
各章の間にあるコラム、「おやつの基礎知識」「材料の選び方」「おやつの悩みQ&A」もいいですね。
ページをチラみせ、このへんからチャレンジしてみます
私も購入したのはつい最近なので、まだどれも作っていません。パラパラめくると、どれもすぐ作れそうだなーと思えるものばかり。
その中でも、特に気になったページを数枚紹介します!
大きいプリン。これは絶対作ります。普段は馬田草織(ばださおり)さんのポルトガル風レシピで作っているのですが、すぐに試して、比べてみたいです。
りんごんカントリーケーキ。これもすぐやります。材料が本当にシンプル。今すぐにでも作りはじめられることが確認できました! でもそれって、本当に大事なポイントですよね。
チヂミ&そうめんチャンプルー。こんなレシピものってます。これはさすがに「ごはんにもなる甘くないおやつ」の域を超えているのでは(笑)?と思いますが、美味しいに決まっているので問題ないでしょう。うちの子どもたちは喜んで食べるか微妙なラインだけど、大人は絶対好き!
金時豆煮&小豆煮。和風の滋味深い保存がきくお菓子です。このへんも、いざ作るとなるとハードル高いので、これを機械にチャレンジしてみようと思います。作った後は、そのまま食べるもよし、何かを食べてもらうためのトッピングにするのもよし。笑
これらに限らず、掲載されているレシピ89品、コンプリートする予定ですので、報告まで少々お待ちくださいませ。
書誌データ
発行元 暮らしの手帖社 ※公式サイト
発行日 2015年6月10日
価 格 1095円(税別)
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こちらが「新」の前の、元ネタです。